土居廓中と安芸城跡
土居廓中は、市街地から北へ二キロほど入った安芸市土居にあります。
土居地区は、その昔安芸氏代々の居城・安芸城のあった所。安芸氏滅亡後、長宗我部氏の支配を経て、山内一豊の土佐入国とともにこの城跡に五藤氏が居を構えました。その五藤氏によって街並みが整備され、碁盤の目のように走る路地に沿って武家屋敷が並ぶ"土居廓中"が出来上がりました。
イエイエの敷地は、およそ百坪から、二百坪くらいで、その中に二十坪から三十坪の家が建ち、玄関を入ると長四帳の長押、武者隠しと言う三尺壁、塀中門、庭、菜園があります。現在残っている建物群の中で最も古いものは藩政時代からの歴史を伝えています。
狭い路地を挟んで両脇には、今も土用竹、ウバメガシの生垣、石積みの塀などが続き、往時のたたずまいを残しています。土居廓中は、昭和四十九年、県の「ふるさと地区」に指定され、市と地域住民が一体となって、歴史的な町並みの保存に取り組んでいます。
また、安芸城跡には、本丸跡・二の丸跡・古井戸・堀・桝跡・石垣などが残っています。
(五藤氏伝来の矢じり)
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